赤ちゃんの成長と病気

生まれたての赤ちゃんはデリケート

生まれたての赤ちゃんは、私達が考える以上にとってもデリケートな存在です。
言うまでもないことですが、私たち大人の体とは違って、これから成長していく過程にあるわけですから、いわゆる「未成熟」な状態にあるわけですね。

 

外界に存在する様々な物質に対する「抵抗力」に限って言えば、全く未発達といえるわけで、赤ちゃんを取り巻く環境は大人の考える想像以上に過酷な物なのです。
そして、この「抵抗力」を「免疫」とも言うわけですが、「免疫力」がうまく機能しないために、赤ちゃん特有の病気、トラブルが発生すると考えられます。
参考→赤ちゃん病気と成長

赤ちゃんの病気と母親の不安

赤ちゃんの突然の発熱や下痢、湿疹などの病気。特に初めてのお子さんの場合、お母さんはすごく心配すると思います。

 

そこで、赤ちゃんを育てているお母さんたちが、病院に赤ちゃんを連れて行く基準となるものには2つあると思います。

 

 大切な赤ちゃんの苦しさ、つらさを見ていることは、親として居ても立ってもいられません。まずは赤ちゃんの苦痛を取り除いてあげたいということで病院に連れて行こうと思うはずです。

 

 もう一つはお母さんの不安だと思います。初めてのお子さんの場合は、初めてのお熱の時もすごく不安に駆られます。しかし、だんだん慣れてくるとそんな不安はは減ってしまう。いわゆる慣れとでもいえますが、子育てに慣れてくると、どこまで必要以上に心配することがないかが分かってきます。

 

どんな時に病院に連れていくか?

例えば2日以上熱が続くとか、それから吐いたり、下痢をしたりして、症状が重そうだ、元気がない、水分が取れないというような、子供を病院に連れて行く医学的な基準がありますが、その基準もお母さんたちが経験を通して学んでいく必要があります。

 

 医学書を読んで勉強するのもいいですが、赤ちゃんによって、病気の症状の出かたも違いますので、闇雲に病院に連れて行くということではなく、医師とのコミュニケーションを大切にして、自分の赤ちゃんの病気のパターンを学ぶことも大切です。

 

 例をとると、最初は心配の時に病院に連れて行って、そこでお母さんたちが経験を通して何かを学んでいくことになります。そして、その次の時はこの前はこういう経験をしたから、次はもう半日様子を見ていて大丈夫かな?という様な感じで、その家独自の基準をだんだんつくっていくことが、お母さんたちの仕事なのかもしれません。

 

 子供が病気のときは、どうしてもお母さんも不安になる、子供も不安になる。子供はお母さんの顔を見て暮らしています。お母さんは子供の顔を見る。病気で苦しんでいる子が、お母さんの不安な顔を見て、よけいに不安になっては、子供がもう頼るところがないですね。病気のことは病院に任せて、少なくても赤ちゃんの手前では心配があっても笑顔を見せてあげることはすごく大切なことです。